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勝山健史織物展「古裂の再構築」 京都展
〜世界(主に日本)の古裂を本歌に現代の帯に〜
2022年5月20日 @ 12:00 AM – 2022年5月22日 @ 4:00 PM
勝山健史織物展「古裂の再構築」〜世界(主に日本)の古裂を本歌に現代の帯に〜
お陰さまで、今年13回目を迎えます勝山健史織物展は「古裂の再構築」をテーマに、世界、主に日本の古裂を本歌に現代の帯として勝山氏の視点で表現された新作を中心に展示いたします。
様々な不安な出来事が起こる昨今、このように毎年展覧会を開催できますのは日頃より応援し支えて下さる皆様のお力添えのお陰だと心より感謝申し上げます。今年は三年ぶりに東京代官山での展覧会も予定しております。ものづくりをする人にとって、どんな苦境の中でも表現し続ける事がとても大切で、それを発表する場を設け多くの方にご覧いただく事が私たちの使命だとますます感じております。
長年培ってきた西陣の技術と審美眼、一方で国宝重要文化財保存のお仕事から得る貴重な情報を現代の物づくりに反映した勝山健史の織物を今年もご高覧いただけましたら幸いです。
工芸帯地 洛風林 堀江麗子
京都展詳細
日時:5月20日(金)12:00〜17:00
21日(土)10:00~17:00
22日(日)10:00〜16:00
場所:国立京都国際会館 本館5F
Room558・559 (https://www.icckyoto.or.jp)
※次回展覧会予定 2022年7月7日〜10日 代官山ヒルサイドテラスにて
主催:工芸帯地 洛風林
お問い合わせ:工芸帯地 洛風林 Website内コンタクトフォーム、又はお電話( tel.075-231-6536)にてお問い合わせください。
勝山健史御挨拶
「今年も恒例とさせていただいております新作発表を、開催させていただくことになりました。
例年何かしらの古裂、器、鉄柵門扉など様々なデザインを参考に制作してきております。その柄の持つ美しさやおおらかさを布に表現して行くのですが、今年は帯となって締めていただいた時のイメージをより優先して創作するように心がけました。
日本には四季があり、きもの はその四季を纏い楽しむことができる衣服です。しかし、その図柄があまりにも目立つようなものは現代の着用シーンにはそぐわないように思います。
古裂の持つ存在感や美しさを今の時代に即するように、例えば沢山の色数を微妙な色の差(濃淡であったり糸質の違い)で表現することによりとても静かで品の良い帯に仕上げるよう努めました。
今年も桑園の剪定作業を終え、春繭を迎えます。この尊い命を無駄にすることなく美しい布に変えていくよう励みます。是非ご高覧いただけますようお願い申し上げます。
勝山健史