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勝山健史織物展「古裂の再構築」東京展
〜世界(主に日本)の古裂を本歌に現代の帯に〜
勝山健史織物展「古裂の再構築」〜世界(主に日本)の古裂を本歌に現代の帯に〜
お陰さまで、今年13回目を迎えました勝山健史織物展、5月の国立京都国際会館での発表に続き三年ぶりに東京代官山ヒルサイドテラスでも開催いたします。
「古裂の再構築」をテーマに、世界、主に日本の古裂を本歌に現代の帯として勝山氏の視点で表現された着物や帯の新作を中心に美しい絹織物の作品を展示いたします。
様々不安な出来事が起こる昨今、このように毎年展覧会を開催できますのは日頃より応援し支えて下さる皆様のお力添えのお陰だと心より感謝申し上げますと共に、ものづくりをする人にとって、どんな苦境の中でも表現し続ける事がとても大切であり、それを発表する場を設け多くの方にご覧いただく事が私たちの使命だとますます感じております。
長年培ってきた西陣の技術と審美眼、一方で国宝重要文化財保存のお仕事から得る貴重な情報を現代の物づくりに反映した勝山健史の織物を今年もご高覧いただけましたら幸いです。
工芸帯地 洛風林 堀江麗子
東京展詳細
日時:7月7日(木)12:00〜19:00
8日(金)、9日(土)11:00~19:00
10日(日)11:00〜17:00
※予約制ではございませんがコロナ感染防止対策のため入場制限させて頂く場合がございます。
※ご案内状がない方でもご自由にご高覧いただけます。
※当展覧会での販売はいたしておりません。
場所:代官山ヒルサイドテラス E棟ロビー(http://hillsideterrace.com/)
主催:工芸帯地 洛風林https://rakufulin.com/
お問い合わせ:工芸帯地 洛風林 Website内コンタクトフォーム、又はお電話( tel.075-231-6536)にてお問い合わせください。
勝山健史 ご挨拶
「今年も恒例とさせていただいております新作発表を、開催させていただくことになりました。
例年何かしらの古裂、器、鉄柵門扉など様々なデザインを参考に制作してきております。その柄の持つ美しさやおおらかさを布に表現して行くのですが、今年は帯となって締めていただいた時のイメージをより優先して創作するように心がけました。
日本には四季があり、きもの はその四季を纏い楽しむことができる衣服です。しかし、その図柄があまりにも目立つようなものは現代の着用シーンにはそぐわないように思います。
古裂の持つ存在感や美しさを今の時代に即するように、例えば沢山の色数を微妙な色の差(濃淡であったり糸質の違い)で表現することによりとても静かで品の良い帯に仕上げるよう努めました。
今年も長野の桑園では春繭がすくすく育っております。この尊い命を無駄にすることなく美しい布に変えていくよう励みます。是非ご高覧いただけますようお願い申し上げます。」
勝山健史