「葉桜の記」

「葉桜」とは、満開の頃を終えて若葉が萌え出した桜の事ですが、初代堀江武は、長年の趣味として愉しんだ俳句を纏めた句集の題名に「葉桜」と名付けています。

句集の中には、色の対比を美しく表現した句も多く、その色合わせは帯の配色をしているかのようです。

限られた字数の中で、無限に広がる情景を想像させる俳句づくりの愉しみは、定められた巾の中に表現する「帯づくり」と大いに通じるものがあります。

この「葉桜の記」では、洛風林について、そして帯づくりの背景となるお話を少しづつお伝えしていきたいと思います。

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